NCAAとは
NCAA(National Collegiate Athletic Association)=全米大学体育協会は、1906年に設立されたフットボール、バスケットボール、野球、サッカー、バレーボール、テニス、ソフトボールなど23種類の競技を統括している組織です。アメリカ国内には大学スポーツの統括組織としてNCAA以外に、NAIA(National Association of Intercollegiate Athletics)などがあります。
NCAAの競技種目について
NCAAは様々なスポーツ競技に関与していますが、特にアメリカで人気のある競技(フットボール、バスケットボール、野球、陸上競技など)に重点を置いています。NCAAでは年間を通じて多くの各競技毎にチャンピオンシップ大会を主催しています。これらの大会は、各競技で主にトーナメント形式で優勝チームを決定します。特に、NCAAバスケットボールトーナメント(通称:マーチ・マッドネス)やNCAAフットボールのボウルゲームは非常に人気があります。
NCAAの加盟大学とディビジョン(Division)について
NCAAに加盟している大学は全米で約1,200校存在しており、各競技の多くがディビジョンⅠ(DivisionⅠ)、ディビジョンⅡ(DivisionⅡ)、ディビジョンⅢ(DivisionⅢ)に区分けされ、各ディビジョン別に競技毎の奨学金の割り当て数も規定されています。ディビジョンの区分けは各大学の体育局(Athletic Department)の予算規模などで決まるため、必ずしも競技の実力を表しているものではなく、ディビジョン間で入替戦が行われることも無いというところが日本国内のシステムとは異なるところです。
NCAA加盟大学の体育局(Athletic Department)について
NCAAに加盟している各大学には、その大学で実施されている各競技を包括的に運営する体育局(Athletic Department)というものが存在しています。体育局では全体の予算面も掌握しており、その予算規模はディビジョンⅠの上位クラスの大学では年間100億円を超える規模となっています。NCAAのカンファレンスについて
NCAAの加盟大学は各ディビジョンに振り分けられ、更にその大学が存する地域をベースにカンファレンスに所属することになります。原則、その大学の全ての競技が一つの同じカンファレンスに所属しレギュラーシーズンを戦うことになります。NCAAのカンファレンスについては、こちらをご覧ください。